ガラスボトムディッシュ・ガラスボトムプレート選択ガイド
1.ディッシュの径は35.50.60.100mmそれともウェルプレート? |
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35mm径 | 最も一般的で殆どのアプリケーションに使用されています。 |
50.60.100mm径 | 径が大きく側面の高さが低いため、マイクロインジェクション作業に適しています。 長期の観察のための多量の培地が必要な場合にも適しています。 |
ウェルプレート | 複数の培養を同一環境下で観察するのに適しています。6.12.24.48.96ウェルがあります。 |
2.カバーガラスの厚みは? |
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No.0 | 0.085~0.13mm | 厚みのあるサンプルを観察する時や自家蛍光を最小限に抑えたい場合に適しています。 |
No.1 | 0.13~0.16mm | 薄すぎず厚すぎない中間の厚さです。 |
No.1.5 | 0.16~0.19mm | 一般的な生物用の対物レンズの規格に合った厚さです。 |
No.0.170 | 0.17±0.005mm | 対物レンズの規格の基準となる0.17mmにより近いハイトレランスガラスです。 |
3.測定ホールのサイズは? | |
7mm | 希少な試薬の消費を最小限に抑えたい時に適しています。 |
10mm | 細胞数や培地、試薬に制限があるアプリケーションに使用されます。 |
14mm | 最も一般的で、ほとんどのアプリケーションに対応できます。 |
20mm | 広い可視範囲が必要なアプリケーションに使用されます。 |
30mm | 可視範囲を最大限に広くとるために使用します。※50mmディッシュのみ |
4.カバーガラスのコーティングは? |
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コーティングなし | 形質転換細胞や癌細胞に適しています。独自コーティングを行う際にも使用されます。 | |
ポリ-d-リジンコート | 神経細胞などのプライマリーセルに適しています。 | |
コラーゲンコート (Type1rat tail collagen) |
内皮細胞・肝細胞・筋細胞などの接着や分化・増殖を促します。 | |
5.カバーガラスはグリッドあり?グリッドなし? | ||
グリッドあり | 細胞数の概算・培養経過の観察や細胞の位置確認・タイムラプス・トランスフェクション効率の算出に適しています。 | |
グリッドなし | もっとも一般的でほとんどのアプリケーションに使用されています。 |